海山の幸で新メニュー 家庭的な味の2品PR 南予の食材生かして
南予の豊かな食材を生かした新たなメニューを広く知ってもらおうと、愛媛県南予地方局は22日、宇和島市弁天町1丁目の道の駅「きさいや広場」で試食会を開いた。買い物客らが足を止め、家庭的な味を楽しんだ。
えひめいやしの南予博や2017年の愛媛国体へ向け、県と市町、民宿経営者らでつくる、ふるさとの食振興研究協議会が15年4月、新メニュー開発に着手。農家レストランや農林漁家民宿で提供する共通料理12品を完成させた。
試食会では8軒の民宿などが、タイとカボチャ、豆腐を使った「南予焼き ねぎ味噌(みそ)だれ」と、アウトドア向きの「みかん寿司(ずし)のおにぎらーず」をそれぞれ200食用意。
四国霊場八十八カ所を巡礼中という兵庫県姫路市の夫婦は「かんきつの風味が新鮮でおいしい」と思いがけないもてなしを喜んだ。
南予焼きを提供する宇和島市大超寺奥の農家民宿「のうみん」の宮本三枝子さん(53)は「地元の野菜などを生かし、たれには麦みそと、きざんだかんきつの皮、ネギなどを使っている。宇和島の新たなメニューとして味わってほしい」とPRした。